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韓国「物価爆弾」がこれほど深刻だとは...韓銀ショックレポート

ソース
Korea Economic Daily
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  • 韓国の生活物価と主要品目の価格がOECD平均を大きく上回り、上昇速度も急であると韓国銀行が明らかにした。
  • 2021年以降、名目購買力増加率が物価上昇に追いつかず、実質購買力がパンデミック以前よりも低かったと伝えた。
  • 加工食品と個人サービスの投入物価が持続的に上昇し、消費者物価への影響が拡大していると分析した。
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  • この記事はAIベースの言語モデルで要約されています。
  • 技術の特性上、重要な内容が省略されたり事実と異なる場合があります。

韓国の衣食住物価、OECD平均を大きく上回る

果物・野菜・肉類はOECD平均の1.5倍

出典=韓国銀行
出典=韓国銀行

韓国の国民生活に密接な必需生活物価が他の主要国より高く、上昇速度も急で、消費回復を妨げているとの分析が出た。

韓国銀行は18日に発表した「最近の生活物価動向と水準評価」報告書で、2021年以降2025年5月まで必需品中心の生活物価累積上昇率が19.1%と、同期間の消費者物価上昇率(15.9%)より3.2%ポイント高かったと明らかにした。

生活物価はパンデミックや国際紛争、気候悪化など複合要因で食品・エネルギー価格が急騰したのに加え、最近では輸入原材料や為替レート上昇分まで加工食品に反映され、全体的に高い水準を維持している。

2023年基準で経済協力開発機構(OECD)の平均物価を100とした場合、韓国は食品156、衣料161、住居費123と、世界平均を大きく上回っていた。英国の経済分析機関エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)の統計でも韓国の果物・野菜・肉類の価格がOECD平均の1.5倍以上だった。

このような高い生活物価は、脆弱層ほど体感物価がさらに高くなり、消費を萎縮させている。実際、2021年以降の名目購買力(労働所得)の増加が物価上昇に十分追いつかず、2021~2025年第1四半期までの平均実質購買力増加率は2.2%で、パンデミック以前(2012~2019年・3.4%)よりも低かった。

今年1~4月に韓銀が行ったアンケートでも、消費支出を増やさなかったと回答した人の62%が「物価上昇による購買力低下」を主な要因に挙げた。韓銀は「生活物価の上昇で家計の体感物価が高い水準を維持すれば、家計の期待インフレ(物価上昇)に影響し、中長期的な観点で物価安定を阻害する可能性がある」と懸念した。解決策としては、規制緩和や市場競争の促進、輸入原材料の多様化、割当関税の拡大などが挙げられた。

同時に発表された「加工食品・個人サービスのコスト面物価上昇圧力評価」報告書では、加工食品・個人サービス項目の全体消費者物価上昇率への寄与度が先月1.4%ポイントに達したことが示された。先月全体の消費者物価上昇の74.9%が加工食品と個人サービス項目によるものだったという。

韓銀は「2020年以降、輸入原材料・中間財の価格やウォン/ドル為替レート上昇、その波及効果による国内中間財価格の上昇などで、企業の中間財投入コストが大幅に増えた」と指摘した。そのうえで「特に加工食品・個人サービス項目の場合、生産過程で利用される国産中間投入財の価格が継続して上がり、最近では農林水産品・飲食料品など主要な輸入中間投入財の価格も高騰し、投入物価が持続的な上昇を示している」と分析した。

申鉉甫 ハンギョン・ドットコム記者 greaterfool@hankyung.com

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