ステータス、リニア基盤のネイティブ「ガスレス」レイヤー2を公開

オープンソースメッセージングプラットフォームStatus Network（SNT）は、Lineaスタックを基盤として構築された世界初のネイティブなガスレス（ガス代無料）レイヤー2を公開しました。

Status Networkが新たに公開したレイヤー2は、取引手数料を完全に廃止し、ブリッジされた資産の利息収益とネイティブアプリの利用収益に基づく新しい経済構造を導入しました。これによって、ゲーム、ソーシャルアプリ、分散型金融（DeFi）など、多様なWeb3サービスの参入障壁を打ち破りました。

Status Networkは、ブリッジ資産の利息やネイティブアプリの利用を通じて確保された収益から、運営費を差し引いた純利益をすべてコミュニティに還元します。還元は、流動性インセンティブ、コミュニティ運営の公共基金プール、ガバナンス投票を通じて実施されるバイバックおよびバーンプログラムなどで進められる予定です。

Ethereumエコシステムとの協力も積極的に進行しています。Status NetworkはLineaと共同でブリッジ収益機能を開発しており、この機能は今後導入される予定です。

ユーザーエクスペリエンスの面でも大きな進展がありました。ユーザーはトークンブリッジやガス代のチャージなしでアプリを利用でき、ウォレットの残高や取引履歴がなくてもサービスを利用できます。初期パートナーとしては、モバイルRPGのCats FishingやSpala Labs、Hash Vegasなどが合流しており、まもなくDeFiアプリも公開される予定です。

Cyprien Grauステータスリードは、「全員がひとつの目標に向かって進むことができるよう、インセンティブ構造を設計しました。ビルダーには資金、流動性提供者には収益、ユーザーには真の無料チェーンを提供する好循環モデルを構築します」と説明しました。

ステータスレイヤー2はコミュニティ中心の設計に基づき開発され、現在テストネットv1がガスレス環境で運用中です。10月にはRLN基盤のスパム対策機能とネイティブ収益ルーティング機能を備えたテストネットv2が公開される見込みで、メインネットは2025年第1四半期にリリースされる予定です。

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