アートキューブ 2R2、特別企画展『韓国の輝く女性作家5人展』開催

ソウル市江南区に位置するアートキューブ 2R2は、今月22日から韓国現代美術の流れの中で独自の芸術世界を築いてきた女性作家5人にスポットを当てた特別企画展を開催すると11日発表した。

本展はギャラリー移転1周年を記念して用意されたもので、テーマ選定から作品依頼、空間構成に至るまで長期間にわたり深く準備された。特に各作家の代表作や希少作品を同時に披露し、絵画・ドローイング・立体・メディアアートなど多様なメディアを各フロアに有機的に配置し、来場者が立体的に鑑賞できる動線を設けている。

展示にはチョン・ギョンジャ、パク・レヒョン、ユン・ソクナム、バン・ヘジャ、リュ・ミンジャなど韓国女性美術史の大家たちが参加している。彼女たちの作品は単なる「女性」という枠組みを超え、それぞれが時代的制約を乗り越えて成し遂げた固有の美学的成果を示している。多様なジャンルを網羅する本展は、一個人として、また芸術家として彼女たちが耐え抜いた人生の重みと創作の苦闘を現代の視点で再解釈し、展示空間の隅々に溶け込んだ激しい思索と実験精神を通して観覧者に深い感動と個人的なつながりをもたらすことが期待される。

ホン・ジスク アートキューブ 2R2代表は「本展はギャラリー開館1周年を記念する、非常に特別な場です。過去1年の歩みを振り返り、今後の方向性を模索する意味で、企画段階から展示構成、細部演出に至るまで例年以上に細やかに準備しました」とし、「この展示は単に女性作家たちの成果を回顧することにとどまりません。彼女たちが残した輝かしい軌跡を通して、芸術的遺産が次世代へどのように継承・拡張されるかを共に考える場となることを願っています」と語った。

展示はアートキューブ 2R2の1階と地下のメディアキューブ、6階のラウンジフラックスを含む全フロアで行われ、各セクションでは個々の作家の代表作やメディア作品、関連書籍などを構成し、立体的な鑑賞が楽しめるようになっている。

また、フリーズ・ソウル及びKIAFが開催される週と時期を合わせて企画された展示で、アートキューブ 2R2はフリーズウィークに行われる「清潭ナイト」プログラムにも参加する。世界中の美術関係者やコレクターがソウルを訪れる時期に合わせ、韓国女性美術の歴史性と現代性を共に紹介する予定で、韓国女性作家への国際的な関心をより一層拡大できる契機となることが期待されている。