[分析]「ビットコイン取引量が28%減少…アルトコインラリーへの期待感が拡大」

ビットコイン（BTC）の取引量が週末に大きく減少する中、市場ではアルトコインラリーの可能性が徐々に高まっているとの見方が出ている。

16日（現地時間）、仮想資産（暗号資産）専門メディアU.Todayはコインマーケットキャップ（CoinMarketCap）のデータを引用し、「ビットコインの取引量はこの日28%急減したが、時価総額は小幅上昇し2兆3400億ドルを記録した」とし、「ビットコインへの投資心理が変化しており、アルトコインシーズンへの期待感が高まっている」と伝えた。

また、ビットコインドミナンスは5月の65%から8月には59%へと約5%ポイント下落した。これは資金がビットコインからアルトコインへ移動しつつある兆しと解釈される。一般的に強気相場でのドミナンス低下はアルトコインの成長を後押しするシグナルとして作用する。

コインベース・インスティテューショナルは最近のレポートで「市場は9月を前に全面的なアルトコインシーズンが到来する臨界点に近づいている」と分析した。アルトコイン全体の時価総額は先月初め以降50%以上増加し、1兆4000億ドルに留まっている。これはビットコインを超えた投資家の関心と資金流入を示唆している。

同メディアは「8月は伝統的に弱気傾向が多い時期であり、短期的には11万6000ドル水準まで調整が続く可能性がある」とし、「中期的には弱気転換の可能性も排除できない」と付け加えた。