国民の力、定期国会で100大立法課題を推進…ステーブルコインを含む

国民の力は29日、来る9月に始まる定期国会でウォン建てステーブルコインの発行と流通の法的根拠を整備する法案を含む100の立法課題を最優先で推進すると明らかにした。

国民の力政策委員会はこの日、仁川国際空港公社 航空教育院で開かれた議員研修会でこの構想を公開した。今回の課題は▲未来先端産業育成 ▲経済活性化 ▲民生経済回復 ▲青年の希望 ▲安全な社会 ▲弱者層ケア ▲政治改革の7分野で構成された。

特に注目されるのは、仮想資産(暗号通貨)市場の制度化のためのウォン建てステーブルコインの法制化だ。国民の力はウォンを基盤とするステーブルコインの発行・流通を制度圏に組み入れ、金融界の参加を可能にし、国際的に拡大するデジタル通貨競争で主導権を確保する計画だ。

政治改革分野では、大統領と共犯関係にある者を減刑・復権の対象から除外する恩赦法改正、人事聴聞会法改正、選挙管理委員会の不正監視法、公職選挙法改正などを推進する。

経済活性化の課題としては▲ポイズンピル(経営権防衛装置) ▲差別的議決権導入 ▲背任罪の緩和などを盛り込んだ商法改正、相続税・贈与税の調整案などが含まれている。

このほか▲不動産取引における外国人優遇および内国人への逆差別是正 ▲再建築超過利益回収制度の廃止 ▲対北朝鮮ビラ法改正(撒布禁止および処罰規定の削除)なども主要な立法課題として挙げられた。