「ビットコインのクジラ、前日に5.5兆ウォン規模の利確…2月以降で最大規模」

前日、ビットコイン(BTC)市場で40億ドル（約5.566兆ウォン）に相当する利確が発生したとの見方が出た。

30日、CryptoOnChainのアナリストはCryptoQuantのQuickTakeレポートを通じて「今回の下落は大型クジラが最近の価格上昇を利用して利確した結果で、これは一般的に価格の高値で発生する現象であり、今後短期的な調整がある可能性が高い」と分析した。

利確の内訳を見ると、『メガクジラ』（1万BTC以上）が21億7000万ドルで最も大きな割合を占め、『大型クジラ』（1000〜1万BTC）は12億5000万ドル、『中型クジラ』（100〜1000BTC）は4億9500万ドルの利確を行ったことが明らかになった。

アナリストは「利確の急増はビットコインが『強い手』から『弱い手』へ移行する過程と見なすことができる」とし、「大口保有者が利確することで資産が小口投資家に渡され、市場の脆弱性を高め得る要素になりうる」と指摘した。

続けて「今回の利確は短期的な価格調整や統合のサインかもしれないが、長期的な下落トレンドの始まりを意味するものではない」と述べつつ、「短期投資家は注意が必要で、クジラの今後の動きを綿密にモニタリングすることが重要だ」と付け加えた。

一方、市場では前日に発表された米国の7月個人消費支出(PCE)物価指数が市場予想に一致したものの、2月以来の最高値を記録したことでインフレ警戒感が再び高まり、リスク資産全般の弱含みにつながったという分析も出ている。