[本日のグローバル注目コイン] ハイパーリクイッド·イーサリアム·アスター 外

人工知能(AI)ベースのWeb3検索プラットフォームKaitoのトークンマインドシェア(Token Mindshare、暗号資産(仮想通貨)市場内の特定トークンの影響力を定量化した指標)トップゲイナーによると、11日現在、人々が最も関心を示している暗号資産関連キーワード上位5つはハイパーリクイッド(HYPE)、イーサリアム(ETH)、アスター(ASTER)、ビットコイン(BTC)、FTXトークン(FTT)などだ。

ハイパーリクイッドは最近イージーラブス(旧バイナンスラボ)が投資したという噂が広がり関心を集めた。これについてバイナンス共同設立者のチャンポン・ジャオは自身のXで「イージーラブスはハイパーリクイッドに対するいかなる投資もしておらず、受けてもいない」と説明した。現在ハイパーリクイッドはCoinMarketCap基準で前日比11.72%下落した38.81ドルで取引されている。

イーサリアムは本日、米中対立の再燃による市場の急落で4,000ドルを下回り注目を集めた。Onchain Lensによれば今回の急落でイーサリアムを保有しているBitmainも約19億ドル以上の損失を出している。現在イーサリアムはCoinMarketCapで前日比12.54%下落し、3,800.24ドルで取引されている。

アスターは予定されていたエアドロップを10月20日に延期したことでオンライン上の言及数が増えたと推測される。アスター側はエアドロップ延期が「トークン割当問題」のためだと説明した。一方、アスターは本日1億ASTERをバイバックしたと知られている。これは本日午前に発生した急落に対応して価格を防衛する動きと解釈される。現在アスターはCoinMarketCapで前日比13.17%下落した1.35ドルで取引されている。

ビットコインは本日発生した暴落で一時11万ドルを下回り注目を集めた。現在は小幅に反発し、CoinMarketCapで前日比6.8%下落した113,065.60ドルで取引されている。

FTXトークンは本日発生した大規模清算がFTX崩壊時の清算規模を大きく上回ったことで言及数が増えたと推測される。CoinGlassのデータによれば本日1日で発生したポジション清算は約191億6,000万ドルで、これはコロナ時の清算(12億ドル)やFTX崩壊(16億ドル)時の清算規模の10倍以上にあたる。これに対しCoinGlassは「今回の事態は暗号資産の歴史上最大の清算イベントとして記録されるだろう」と評価した。現在FTXトークンはCoinMarketCapで前日比26.2%下落した0.6338ドルで取引されている。

このほか投資家はソニック(S)、メタダオ(META)、ガイヴ(GAIB)、ライトコイン(LTC)、ファントム(FTM)などにも関心を持っていることが分かった。