ルカ・ネッツ Pudgy Penguins CEO「次世代のディズニー・Netflixになる」[コインインタビュー]

ルカ・ネッツ Pudgy Penguins CEO インタビュー

玩具・IPを基盤とする収益構造の確立

実物・トークン連動の成長モデル...「ミームコインの唯一例」

Kカルチャーを中心としたグローバル拡大戦略を加速

「Pudgy Penguins (PENGU) は単なるミームコインにとどまらず、次世代のディズニーやNetflixとなる企業です」

2021年に代替不可能トークン（NFT）プロジェクトとして始まったPudgy Penguinsは、わずか数年でグローバルなコンテンツ・仮想資産（暗号資産）市場で急速に成長した。玩具や知的財産権（IP）ライセンスなど実物ビジネスで安定した売上を生み出しており、そこで得た収益をオンチェーンエコシステムのトークン焼却に使うことで「実物-トークン結合型モデル」として注目されている。

ルカ・ネッツ（Luca Netz）Pudgy Penguins最高経営責任者（CEO）は14日（現地時間）、ブルーミングビットとのインタビューで「実際の事業収益が存在し、それがトークン経済を支えている点が、他のミームコインとPudgy Penguinsの最大の違いだ」と述べ、「私たちはコンテンツと文化を通じて持続可能な仮想資産エコシステムを作る」と語った。

発行から収益まで…実物売上で安定的な成長

ルカ・ネッツCEOはPudgy Penguinsの最大の強みを「キャッシュフローで支えられた実物事業」と挙げた。彼は「Pudgy Penguinsは2025年の売上を6,000万ドル、2026年を1億2,000万ドルを目標としている」と述べ、「単なるNFTブランドではなく、グローバルなエンターテインメント企業へと進化している」と語った。

実際にPudgy Penguinsは玩具・フィギュアなど多様な実物製品を中心に売上基盤を確保している。現在の売上の大部分は玩具とIPライセンス事業から発生しており、今後はTVアニメーション・映画・ゲームなどメディア展開へとつながる予定だ。

彼は「IPが強力であり、それを多角的に活用できれば、ミームブランドは単なる流行ではなく長期的なブランドとして残る」と述べ、「事業収益をオンチェーン経済に結び付けることで、仮想資産プロジェクトの持続可能性を高められる」と強調した。

続けて「Pudgy Penguinsの収益の一部はトークン焼却に使われる予定で、これはトークン価値の維持と長期成長に直接貢献する」と述べ、「トークンが実物ビジネスと連動する瞬間、それは本当の経済の一部になる」と付け加えた。

1年でミームコイン時価総額トップ5圏内…「実物・トークン結合モデルが奏功」

ネッツCEOは「このような短期間での成長は、Pudgy Penguinsが単なるミームではなく、実質的なチームがビジネスを直接構築しているから可能になった」と述べ、「トークンだけのプロジェクトとは異なり、私たちはブランド・製品・ユーザー体験が同時に成長する構造を作った」と説明した。

彼は「ドージコインやシバイヌは供給量が固定されているが、Pudgy Penguinsは実物事業の収益を通じてトークンを定期的に焼却する」と述べ、「この構造はトークン価値の上昇だけでなく、プロジェクトの持続的な生命力を生み出す」と語った。

続けて「私たちは単にデジタル画像を売る会社ではない。ディズニーがミッキーマウスで、Netflixがコンテンツで世代をつないだように、Pudgy Penguinsはブロックチェーン上で新しい世代の文化をつなぐプラットフォームになるだろう」と自信を示した。

「韓国はグローバル文化の中心…Kカルチャーを基盤とした拡大を加速」

ネッツCEOは韓国をPudgy Penguinsのグローバル戦略の主要市場に位置付けた。彼は「韓国は世界の文化の中心であり、新しいトレンドが始まる場所だ」と述べ、「Kカルチャーはもはや単なる地域文化ではなく、グローバルなコンテンツ市場の基準点になっている」と語った。

すでに国内の主要大企業との協業を通じて韓国市場の基盤も固めている。ネッツCEOは「ロッテ、現代カードなどとの協業を完了しており、今後はLINEとのパートナーシップも推進している」と述べ、「韓国の大手ブランドはグローバルな認知度と感情的なブランド力を同時に持っており、Pudgy Penguinsの世界観拡張に完全に合致する」と説明した。

韓国市場への進出戦略は「文化的理解に基づくアプローチ」と定義した。彼は「韓国の消費者はトレンドに敏感であり、同時にブランドの真正性を見る」と述べ、「私たちはKカルチャーの感性を尊重し、それを通じてPudgy Penguinsがアジア全域、さらには世界へと広がるようにする」と語った。

続けて「私たちはブロックチェーン上に築かれたグローバルなエンターテインメント企業だ」と述べ、「トークンではなく物語、ミームではなくブランドで世代の文化をつなぐことがPudgy Penguinsの目標だ」と付け加えた。