[分析] "ビットコイン、最高値に到達したか…取引所利用指標が低迷"

ビットコイン(BTC)がサイクルの頂点に達した可能性があるとの見方が示された。

28日（韓国時間）、CryptoQuantの寄稿者ペリナイPA(PelinayPA)はレポートで「ファンドフロー比率(Fund Flow Raito) 指標が歴史的な安値水準に近づいている」と分析した。

ファンドフロー比率は取引所の入出金に使われる取引量をネットワーク全体の取引量で割った指標だ。値が高いほど投資家の取引所利用が活発であり、逆に値が低いほど投資家の取引所利用が乏しいことを意味する。

寄稿者は「バイナンスのファンドフロー比率指標が底を打つとき、ビットコイン価格が頂点を記録することが多い」と述べ、「実際の資金活動が減少し取引所に流入する資金が弱まるときは、概して市場が飽和状態に達したことを意味する」と語った。続けて「これは過去のサイクルでも観測された現象だ」と述べ、「価格が高いほど流動性が停滞し投機的な関心が減少し、上昇トレンドが終盤に差し掛かっていることを示唆する」と付け加えた。

また寄稿者は「現在のような構造を考慮すると、クジラ投資家たちが売り圧力を追加せずポジションを維持しているように見える」と述べ、「これは潜在的な高値形成の初期段階である可能性を意味する」と説明した。ただし「中期的には以前の高値である126,000ドルを再検証するか突破する可能性も存在する」と補足した。